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消費者の視線を忘れない姿勢とプロとしての技術。 ダイハナ代表取締役社長、花澤雅人が語る理念とビジョン。

旧来の製茶問屋からの脱却、独自のビジネスチャンスへ

私の実家の家業は花澤商店という製茶問屋でしたが、私は銀行員でした。
静岡に帰ってきて最初に家業に入ったとき、茶業界では早いスタートではありませんでしたが、他業界にいた強みを活かすべく、職人の道を追及しながらも、お客様の立場からものを見るように心がけました。
プロでも消費者の目を持ち続けたいと思ったからです。

その目から茶業界のしきたり・習慣などが非常に閉鎖的であると感じました。
現在茶業界はペットボトルのお茶を初め各種ドリンクの大きな激流の中に巻き込まれてしまっています。古来の茶文化は守らなければなりませんが、そこに伝わる技と心を使って、より一層安心安全で良質な商品を研究・開発・提供ができるはずです。

私たちは、緑茶だけにとらわれず、健康茶からハーブティーまでさまざまなお茶で市場開拓、需要の喚起をしていきます。このスタンスこそが、消費者に新しい付加価値を提供し、当社のオリジナリティーに基づくビジネスチャンスがあると思って いるからです。

ダイハナ設立、そしてオリジナル商品・本格焙煎おから茶の開発

元銀行員という経歴で飛び込んだ茶業界では、その経歴からか緑茶に関わらずさまざまな情報や同業者からの相談が集まりました。その中で現在ダイハナ取締役の藤田と出会い、沖縄の健康茶の委託加工事業が始まったのです。そしてこの事業がダイハナ発足のきっかけになりました。

ダイハナは、旧来の製茶問屋の常識では考えられない『ファブレス(工場を持たない)』委託加工のスタイルを確立しました。社外にさまざまなノウハウを持った加工業者をネットワーク化し、委託を希望する企業様に対し、最適な提案ができることが強みなのです。

今の技術があれば、基本的にはどんな植物・果実などもお茶にできます。

委託加工からスタートしたダイハナの事業ですが、やがて本格焙煎おから茶の開発を通じ、オリジナル商品の企画・製造へも領域を広げていきました。
OEM製造を続ける中で、自分たちも販売者として小売を行い、消費者の感覚を直に知る必要を感じたためです。

そして5年位前に、「おから」という素材に着目し、おから茶の開発がスタートしました。当初は失敗の連続でした。しかしその失敗の中でも、香ばしくておいしいお茶になるだろうという確信はありました。特に難かったのがおからの焙煎ですが、茶業を通じて培った技術と経験より、ドラム式直火焙煎にこだわりながらも他社ではマネのできない焙煎に仕上がったと思っております。

一般消費者、そして取引先企業へ提供する価値

昨今、利益を追求するが故に消費者を軽視し、賞味期限や原料を偽ったり捏造された情報を流したりするような信念のない事件が多発しています。生産者自身の道徳観の希薄さからトレーサビリティやポジティブリストといった仕組みが構築されてきていますが、証明書や規定の企画だけでは信憑性が計れないことも事実です。

消費者に商品を提供する以上、安心安全をどこまで製造者である私達が自信を持って薦められるか、効果効能があるのならば学術的なものを引用するのではなく実際の商品を分析したデータを出せるか、など自身の信念に基づく商品でなければならないと思っております。

当社は、初代花澤竹次郎が創業して以来の家訓を、ダイハナの経営理念として引き継ぎ、お客様にお約束しています。

一、決して人を騙すような商品を売ってはいけない 一、素材にこだわり生産にこだわる 一、自己満足といわれようが納得したものしかお売りしない

この信念は、卸販売・委託加工をご提案する取引先企業様に対しても、商品開発・加工技術のノウハウとしてご提供してまいります。

今後のビジョン、可能性

消費者に提供できる新しいお茶の付加価値はまだまだあると思います。

本格焙煎おから茶など素材を新たにする方法、そしてお茶自体の形を変え、飲む以外の楽しみ方を提供する方法です。
ダイハナはこの新しい試みに積極的にチャレンジしていきます。
すでにおから茶を粉末にしたスイーツや調味料の開発などは着手済みです。

そしてそれら開発商品を通じ、消費者の反応を確かめるためのインターネットショッピングサイトも開設しています。
ここで得る情報やデータを、自社商品の開発&トライアルに反映させたり、取引先への提案に活かしたりしています。

私たちの、この取り組みが業界に新しい可能性として受け入れられ、意識改革・発展に繋がることが最終的な目標であります。

理念とビジョン

  2020年(令和2年)2月追記

創業して27年、会社設立して23年ほど経ちました。ここまで続けてこられたのも、皆様方のおかげと感謝しております。

弊社ホームページを作った頃に考えました私の理念とビジョンを、今の状況をふまえ見返してみました。根本は全く変わりません。けれど時代は、流れとともに益々(地方)経済が疲弊していく状況であるように思えます。そこでパワーアップするために、去年一年、より時代を分析しブラッシュアップしたご提案が出来るように、日本各地の御取引様の売上アップのお手伝いにつながる仕事をすべく、社内において週一で勉強会を企画し、個々人の能力アップにも時間を費やしておりました。まずは日経新聞の中身の解説と分析、財務省や税金、FRBや地政学、私の経験した社会の歴史、その他読書を推進することで見聞と知識を広め、好奇心と観察の必要性を養い続けていました。また仕事は人生観と死生観の上に成り立つものという考えと、人生観を磨かなければ仕事観は成り立たず仕事のパワーも増して行かないという道理から、人間力や胆力、自分との約束の必要性から毎日の掃除とは、そんな禅問答のようなこともやってまいりました。

ある創業者がおっしゃっていた「会社の内部留保というものは人である。資金ではなく人材を人財に成長させることである。」という考えに経営者として深く感銘し、利益が出れば出来るだけ社員に分配し、頑張れば報われるという原則を実行することで成長できる、という形を推進してきました。リスクやトラブルは全て私が引き受けます。仕事を通じて材を財に成長させることができたら、それはもう鬼に金棒でしょう。わたしと出会って良かったと社員に思ってもらえなければ、御取引様から弊社(営業社員)と出会って良かったと思ってもらえるはずもありません。それは家訓とも通ずるところがあります。そういう思いから始めました。

そのような諸々の試行錯誤を続けながら、現在も商品のご提案、開発から加工、デザインからパッケージ製造、チラシ造りからバックヤードのあらゆることでお手伝いすべく、また地元の協力会社の仲間からは「ダイハナ=コネクターハブ企業」という側面でとらえていただくことで、元気でやる気のある日本全国の会社様に向かって、先陣を切って飛んでまいることが出来るのだと思います。

昔バブルの頃のリゲインやリクルートのCMではありませんが、24時間脳みそはフル回転、やりがい(貝)を実感しながら成長出来たら嬉しいことですし、御取引様にご提案した事案がうまくいって喜ばれたらそれはもう最高にやりがいを感じることでしょう。そうして御取引様に伸びていただくことができれば弊社も伸び、しかも社員も成長できるのです。よく大手企業が顧客第一主義を社是にしておりますが、きれいごとではなく、弊社は能書き垂れずに、顧客第一主義脳みそフル回転で頑張らせていただく所存です。

令和も引き続き、お引き立てを賜りますよう宜敷くお願い申し上げます。

代表取締役 花澤雅人

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